
小規模支援法に基づく第二期「経営発達支援計画」が認定されました
「経営発達支援計画」とは、小規模事業者の事業の持続的発展を支援するため、商工会及び商工会議所が、小規模事業者による事業計画の作成及びその着実な実施を支援することや、地域活性化にもつながる展示会の開催等の面的な取組を促進するため、商工会及び商工会議所が作成する支援計画のうち、小規模事業者の技術の向上、新たな事業の分野の開拓その他の小規模事業者の経営の発達に特に資するものについての計画を経済産業大臣が認定する仕組みです。
前橋商工会議所では、令和3年3月26日に第二期「経営発達支援計画」が経済産業大臣から認定されました。今後は順次、小規模事業者を対象に経営計画策定支援やセミナー、展示会の開催など地域中小企業の伴走型支援に取り組み地域活性化につなげてまいります。
前橋商工会議所の経営発達支援計画の概要
●事業期間
令和3年4月1日~令和8年3月31日
●経営発達支援事業のビジョン
経営者が自社の5年後 10年後をイメージできる経営サポート
●経営発達支援事業の目標
①新型コロナウイルス感染症の影響による倒産を防ぐ
新型コロナウイルス感染症の影響からの復興を第一に、融資制度や補助金制度等を活用した基盤強化と新生活様式に即したビジネスモデルへの転換による事業継続の強化に向けた集中的支援を行う。
②支援企業の営業利益率の向上
事業者のニーズを的確に捉え、10 年後の姿がイメージできるよう企業のライフサイクルに応じたサポートを行う。具体的には、経営環境や経営課題に関する調査、経営分析を通して抽出した経営課題に応じて設定したテーマ(稼ぐ力の向上、 経営効率改善、人的資本の価値向上)に基づいた支援を行う。
③イノベーティブな事業環境の創出
前橋のまちづくりの特徴を活かし創業やイノベーションを促進する取組を行う。具体的には、新規創業や第二創業希望者への支援、創業後5年未満の事業者を対象としたフォローアップ支援、その他創業支援策と連携した地域全体での「創業支援」への機運醸成を図る。
●経営発達支援事業の内容
・地域の経済動向調査に関すること
ビッグデータの活用(RESAS、MieNa)や各種統計調査を活用した分析、景況調査 の拡充を通して、地域経済の動向を調査分析し、その結果を事業所に還元する。
・需要動向調査に関すること
展示会・商談会におけるアンケート調査や観光振興と絡めた土産品開発に関する 調査を行い、消費者の需要に関するニーズを調査分析し、その結果を事業所に還元する。
・小規模事業者の経営状況の分析に関すること
セミナーや相談対応を通して、BIZ ミルなどの支援ツールや分析フレームを活用して経営分析を行い、事業者へのフィードバックと支援機関としての情報の蓄積を行う。
・事業計画策定支援に関すること
コロナ禍を乗り切るための補助金活用を契機とした事業計画策定支援、収束後には企業のライフサイクルに応じた事業計画策定支援を主に、セミナー開催や関係機関との連携を行うことで、策定支援に留まらず策定完了まで寄り添った支援を行う。また、創業塾の開催や創業後のフォローアップセミナーを通じ、創業支援を行う。
・事業計画策定後の実施支援に関すること
ブロック別支援体制による巡回支援を主に、事業計画の進捗管理やズレへの対処を行うことで、きめ細かなフォローアップに努める。
・新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること
IT 等の利活用による販路開拓、展示会・商談会の出展支援、プレスリリース支援、異業種交流やマッチング支援を通じた販路開拓の支援を行う。
計画の詳細は こちら からご覧ください。(中小企業庁ウェブサイト・外部リンク)
お問合せ
前橋商工会議所 中小企業相談所(業務時間・平日 8:30~17:30) 電話 027-234-5111